現在Web版のみで他のユーザーに図鑑を公開する機能を提供しておりますが、営巣や育雛の写真について運営で手動にてタグ付けを行い、「公開」設定していても自分以外の第三者には非表示にされるよう変更を行いました。背景営巣写真や育雛写真はその撮影により野鳥にストレスを与えてしまい巣放棄や育児放棄などにつながるリスクが高いことブラインドテントや十分な距離からの撮影などの撮影配慮の有無が、写真からは判断できないこと営巣や雛は微笑ましく可愛いのでそれゆえに「撮りたい!」という気持ちを煽ってしまうことによる上記の悲しい事件の可能性を減らしたい運用方針など人力のタグ付けゆえ運営体力的にも限界があり、網羅や定期的なチェックは難しいのですが、特に珍鳥や人気の高い種を重点的にタグ付けを行う方針です(希少ゆえ人が集まりやすい&育児放棄のインパクトが大きい)。そのためツバメやカラスなどそもそも人家近くで営巣育雛するような種は、現時点ではチェックや非表示の対象にしない方針です。将来的にはユーザー様からの報告ボタンを作ったり、AI技術で「営巣」「育雛」かどうかを投稿時に判定したりする考えでいます。ユーザー様へのお願いもし営巣や育雛の写真をご登録される場合は、図鑑登録時に公開設定を「非公開」に設定していただけますと幸いです。マナー全般について野鳥写真撮影のトラブルやマナーについては日本鳥学会様の「2023年度大会自由集会報告 - W06 野鳥観察をとりまく現状と課題」の記事や、日本野鳥の会様の「野鳥観察・撮影の初心者の方に向けた、マナーのガイドライン」などを是非一度ご覧ください。最後に営巣育雛については、来年も親鳥や雛がここに来て安心して子育てしてくれるという観察者にとっても嬉しい面も大きいですので、配慮と教育のあるバードウォッチングや野鳥撮影の文化を、皆様と作っていけますと幸いです。